ピクチャーポーズ(フロアクラフトの17) 第2戦


キャロットクラブ出資愛馬第36号は、芝の中距離・短距離で4勝を挙げ、オークスGTも5着に入った愛馬フロアクラフトの1番仔。

グランデアモーレ4勝、フロアクラフト4勝、バウンスシャッセ重賞3勝を含む5勝、ベルディーヴァ3勝と将来を見据えて母馬優先権を拡大してきた私に取ってこの世代はその獲得元年。まずはこのフロアクラフトとグランデアモーレの子を確実に獲り、以降はこの4頭の子は全て所持するつもり。

しかし、リッチダンサー産駒のフロアクラフトの子が人気になるのはわかるが、重賞ウィナーでもないのに牝馬で募集価格3600万円は高すぎる!!もちろん、父ロードカナロアが初年度産駒から募集時点で牝馬二冠(桜花賞・オークス)の超大物アーモンドアイを輩出し、その価値が高騰しているのは事実だが・・・。

しかもフロアクラフトの17は母馬優先権だけでは抽選対象。更に同じく愛馬グランデアモーレの子も母馬優先権だけでは抽選対象と下手をすればどちらも手に入れられなくなってしまう。

ただ、母馬優先権に最優先権を使えばどちらも獲得は確定。そこでその中でも倍率が厳しそうなこのフロアクラフトの17に最優先権を行使。確実な獲得に至った。

グランデアモーレの17は母馬優先権のみで抽選対象だったが無事当選。本年はこの2頭態勢。

とにかく素晴らしい父に母は4勝馬で大いに期待している。


しかし、地面を叩きつけるような両脚に負担が掛かるロスのある下手な走り方で追い切りでもさほどの時計が出ない。そして走りも一本調子で切れる脚もない。正直、私の思う強い馬とは遠くかけ離れた存在。それでも手塚調教師は持ち味を生かしてもらえたら楽しみとそこそこの能力は感じておられる様子。

当然距離は持たないと判断され1400mでデビュー。血統の良さから2番人気に支持されるも勝ち負けには遠く4着。

それでも水準勝ちタイムからはそう遠くなく、馬が上手に走れるようになるのを待ちたい。


前走後、「幸い大きな反動はなさそう」ということで在厩で調整され次走は

12月15日 中山3R 2歳未勝利 芝1200m 混合に出走!!

フルゲート16頭のところに想定数は21頭。ピクチャーポーズは優先出走権があるので出走は確実。結局16頭で確定。

鞍上は早くも減量3キロの菅原明良騎手。ただ新人ながらその騎乗技術はたいしたもの。

もういきなりベストの条件を試され、ここで見所がないと突き放されそうな雰囲気。なんとか最低でも馬券圏内を確保し見せ場を作って欲しい。

とはいえ追い切りの動きは相変わらず平凡以下で併せた2歳未勝利馬にも大きく遅れを取る始末。普通で考えれば前回よりも着を落とすだろう。大穴を空けまくっている鞍上に期待するしかない。

5着/7番人気。

王道の競馬で進めるが、如何せんペースが速過ぎて前は総崩れに。そんな中でも勝ち馬から0秒3差の5着と踏ん張り、レース後の競馬ブック評では「次走はアッサリまで」と高評価を頂戴した。

初戦よりも内容は良くなっており、勝ち上がりを期待させる。


レース回顧と時計の分析、レース後の菅原明良騎手と手塚貴久調教師のコメントを掲載。

(2019年12月16日更新)

2019年11月28日立ち上げ

●前走後在厩のまま調整され次走は12月15日 東京3Rを予定

 母は元愛馬で4勝馬のフロアクラフト。父は初年度産駒から牝馬三冠にジャパンカップを制するなどしたアーモンドアイというとんでもない大物を輩出したロードカナロア。その子ピクチャーポーズは準オープンでは勝てなかった母の産駒としては高額の牝馬で募集価格3600万円でした。しかも母馬優先権だけでは抽選対象と人気も高く、購入時は走って当たり前の雰囲気で大きな期待をしていました。

 しかし、地面を叩きつけるような両脚に負担が掛かるロスのある下手な走り方で追い切りでもさほどの時計が出ません。常識的には未勝利クラスの勝ち負けがやっとくらいの馬の状態。走りも一本調子で切れる脚もありません。

 デビュー前は正直、私の思う強い馬とは遠くかけ離れた存在でした。それでも手塚調教師は持ち味を生かしてもらえたら楽しみとそこそこの能力は感じておられる様子。その言葉を信じ迎えた前走のデビュー戦は、血統の良さから2番人気に支持されるも勝ち負けには遠く及ばず4着になります。それでももっと駄目かと思っていましたから、弱面揃いだったとは言え取りあえず4着と上位に来てくれたことは有り難いことでした。もっとも募集金額的にはこれでも全然困るのですけどね。それでも水準勝ちタイムからはそう遠くなく、馬が上手に走れるようになるのを待ちたいですね。

 走り方から距離は持たないだろうし本質的には1200mの馬と手塚貴久調教師も考えておられましたが、今後のことを考えて1400mでデビューしました。結果的にやはり現状距離は短い方が良さそうで次走は1200mに出走予定です。

 前走後、「幸い大きな反動はなさそう」(手塚調教師)ということで在厩で調整され次走は12月15日 中山3R 2歳未勝利 芝1200m 混合に出走予定ということです。

 もういきなりベストの条件を試され、ここで見所がないと突き放されそうな雰囲気です。なんとか最低でも馬券圏内を確保し見せ場を作って欲しいですね。

●追い切り情報(11月28日作成)

前走前 11月13日 美浦南ウッドチップ 良馬場 強めに追う

石川裕紀人
4F 50.9
3F 37.2
1F 12.9[3]
ゴルトベルク(2歳新馬)馬なりの内0.6秒遅れ



11月27日 美浦南ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

助手
5F 70.0
4F 54.3
3F 40.2
1F 13.1[4]


12月1日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.4
3F 41.7
2F 27.5
1F 13.7


12月4日 美浦南坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.2
3F 42.4
2F 28.5
1F 14.5
グラスディアブロ(2歳未勝利)馬なりに0.3秒先行同入


12月8日 美浦南ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

助手
5F 70.0
4F 54.1
3F −
1F 13.2[7]


12月11日 美浦南ウッドチップ 稍重馬場 強めに追う

菅原明良
5F 66.3
4F 51.7
3F 38.8
1F 13.1[5]
グラスディアブロ(2歳未勝利)馬なりの内0.4秒追走0.4秒遅れ
 11月27日、続戦へ向けて追い切られました。1度使われていますし馬格もないですからそんなに強くは追わないでしょうね。今回は現状でベストと思われる1200mですし、勝ち負けに絡んで欲しいですね。とはいえ、一本調子じゃ最後で切れ負けしてしまいますしねぇ。

 12月1日、日曜日に14−14程度の負荷をかけられています。美浦の坂路なので栗東ほどの負荷はかかりませんが、なかなかハードに追い切られていますね。次走でなんとかしたい気持ちは十分に伝わって来ます。

 12月4日、坂路で4ハロン56.2なのに終いが14.5もかかってあれれ?どうしたものかと思っていましたら、クラブ公式HPでは「3頭で坂路調教を行ったところ特に真ん中の1頭が思いのほか動けず、ピクチャーを含むほかの2頭がその馬をフォローする必要もあったため最後は満足いく形でしっかりと伸ばせませんでした。」とのこと。それならば少しは安心ですが、なんとも調教としては失敗した形です。
 それでも競馬ブックでは”上昇気配窺える”と良い評価を頂戴しています。

 12月8日、日曜日はコースで追い切られ終いを伸ばす形。さすがに水曜日に全く終いを伸ばせませんでしたからまずは取り返さないと行けませんね。

 12月11日、今回本番で騎乗する菅原明良騎手に追い切りに跨がっていただきました。同格の馬相手に後ろから行っているのはわかりますが、体重の軽いジョッキー騎乗で0秒4も遅れをとっています。普通に考えたらダメダメな状態です。
 それでも競馬ブックでは”脚取り確か”と高い評価を頂戴しています。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。1週前の調整の失敗、そして当該週の同格馬に対する遅れと追い切り評価だけなら決して良いとはつけられません。ただ、時計はこんな感じでも実際に見ていれば覇気があって良い状態なのかも知れませんし、専門誌の高評価を信じたいですね。
 以下は同日(12月11日)更新されましたクラブ公式HPピクチャーポーズの近況報告です。
「先週はパートナーの兼ね合いもあって満足いく形の追い切りにはなりませんでしたが、今回はコースに戻してしっかりと動かしてあります。今回のレースは減量の利点が利く菅原明君にお願いすることにしたので今朝の追い切りにも乗ってもらったんです。前2頭を追いかけて伸ばしてもらったところ、最後遅れはしたもののこの馬なりには動けていましたよ。どうしてもワンペース気味で渋い馬なのでグッとギアがあがっていくような走りにはなりませんが、これを持ち味とジョッキーに捉えてもらえればと思っています。デビュー前のゲート練習ではあまり出なかったけれど、今回も何とか出て1200mにうまく対応してくれれば、前進は可能になるはずです」(手塚師)15日の中山競馬(2歳未勝利・芝1200m)に菅原明騎手で出走を予定しています。
 ということで「この馬なりには動けていた」ということです。
 鞍上が減量3キロの特典のある新人・菅原明良騎手であることが発表になりました。菅原明良騎手は新人ながら穴をたくさん空けている印象で、ここでも一発穴を空けて欲しいですね。

これ以降は出馬想定表が出次第作成予定

●気になる出馬想定表(12月15日 中山3R)

出馬想定表 12月15日 中山3R 2歳未勝利 芝1200m 混合 フルゲート16頭 想定数21頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
イザラ 田辺裕信 10/06 新馬 東京芝1400
インノバドール 武藤雅  6/30 未勝利 函館芝1200 14
ヴァンデリオン 野中悠太郎 11/16 未勝利 東京ダ1400 10
ヴォールヴィコント 三浦皇成 10/05 未勝利 東京芝1400
エコロキングダム 木幡巧也  8/24 新馬 新潟芝1200
オモカゲ 北村宏司 10/21 新馬 東京芝1400 17 17
カガジャスティス 12/01 未勝利 中京芝1200 11
クロワ  8/18 新馬 新潟芝1400 15 18
コスモイーゲル 丹内祐次  9/22 新馬 阪神ダ1400 16
コスモカンツォーネ 10/05 未勝利 東京芝1400 10
サントマリー 木幡育也 10/19 未勝利 新潟芝1200
サンメリデン 11/23 新馬 東京芝1600 17 17
シアープレジャー 丸山元気 12/08 未勝利 中山芝1200 13 10
スズノヤマト 勝浦正樹 12/08 未勝利 中山芝1200 12
タイキスウォード 菊澤一樹 11/24 未勝利 東京芝1400
チンクエテッレ 11/17 未勝利 東京芝1400 14 10 11 10
ネバーゴーンアウト 柴田善臣  8/04 未勝利 新潟芝1600
ピクチャーポーズ 菅原明良 11/16 新馬 東京芝1400
マッチャパフェ ミルコ・デムーロ 11/30 新馬 中山芝1200
ミラノジェントル 小林凌大 11/30 新馬 中山芝1200
ルドラクシャ 10/20 未勝利 京都ダ1200 11

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在 頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは” ”のジャッジです。

●出馬確定表

出馬確定表 12月15日 中山3R 2歳未勝利 芝1200m 混合 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
イザラ 田辺裕信 10/06 新馬 東京芝1400
インノバドール 武藤雅  6/30 未勝利 函館芝1200 14
ヴォールヴィコント 三浦皇成 10/05 未勝利 東京芝1400
エコロキングダム 木幡巧也  8/24 新馬 新潟芝1200
カガジャスティス 大野拓弥 12/01 未勝利 中京芝1200 11
グランエクセレント 黛弘人 11/30 新馬 中山芝1200 10
コスモイーゲル 丹内祐次  9/22 新馬 阪神ダ1400 16
コスモカンツォーネ 柴田大知 10/05 未勝利 東京芝1400 10
サントマリー 木幡育也 10/19 未勝利 新潟芝1200
シアープレジャー 丸山元気 12/08 未勝利 中山芝1200 13 10
スズノヤマト 勝浦正樹 12/08 未勝利 中山芝1200 12
ネバーゴーンアウト 柴田善臣  8/04 未勝利 新潟芝1600
ピクチャーポーズ 菅原明良 11/16 新馬 東京芝1400
マッチャパフェ ミルコ・デムーロ 11/30 新馬 中山芝1200
ミラノジェントル 小林凌大 11/30 新馬 中山芝1200
ルドラクシャ 岩部純二 10/20 未勝利 京都ダ1200 11

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●中山芝1200mコース解説

 フルゲートは16頭。2コーナーを回りきって向正面に入ったところがスタート地点。
 おむすび型をしている中山コースの山の頂上からのスタートで、いきなり約400mの間で約4mの勾配の下り坂になっている。
 したがって、テンから加速がつきやすく、勢いをつけたまま3〜4コーナーを回り、最後の直線を駆け上がる。
 短距離戦なので基本的には先行力が必要だが、逃げ切るにはかなりの力がいる。特にスプリンターズステークスを含む重賞・オープンクラスのレースで逃げ切るのは難しく、好位抜け出しがベスト。
 前に行けて、なおかつ終い踏ん張る脚が必要。
 最後に急坂があるので差しも決まる。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行
ポイント 先行力と最後の踏ん張り
種牡馬ベスト ダイワメジャー、アドマイヤムーン、ハーツクライ
連対騎手ベスト 戸崎圭太、ミルコ・デムーロ、クリストフ・ルメール、田辺裕信
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分10秒7 1分11秒3 1分11秒3 1分15秒1
2歳未勝利 1分09秒9 1分10秒7 1分11秒1 1分13秒1
2歳500万 1分09秒4
2歳オープン 1分09秒3 1分10秒5
3歳新馬 1分11秒6 1分11秒0 1分11秒6
3歳未勝利 1分09秒9 1分10秒9 1分11秒8
3歳500万 1分09秒4 1分10秒0 1分10秒6 1分11秒1
古馬500万 1分09秒1 1分09秒5 1分10秒5 1分13秒2
古馬1000万 1分08秒7 1分09秒4 1分11秒1 1分11秒3
古馬1600万 1分08秒6 1分09秒2 1分10秒1 1分10秒6
古馬オープン 1分08秒6 1分09秒4 1分09秒9 1分10秒6

●騎手は菅原明良騎手

 菅原 明良(すがわら あきら)は2001年3月12日生まれの18歳。中央競馬(JRA)・美浦トレーニングセンター高木登厩舎所属の1年目騎手である。千葉県出身。おじは元騎手で現調教助手の三浦堅治

 実家は中山競馬場の「目の前」と言うほどの近さで、競馬好きの母親が毎週末のように競馬場に通っていたことから自身も足を運ぶ機会が多く、騎手を志すようになった。騎手になった際には、両親はとても喜んだという

 2016年に競馬学校騎手課程に入学。2019年2月、競馬学校騎手課程を卒業(第35期)。

 2019年3月に美浦・高木登厩舎から騎手デビュー。同期には岩田望来、斎藤新、大塚海渡、亀田温心、小林凌大、団野大成がいる。同年4月20日の福島6R(4歳上500万下)を1番人気のタイキダイヤモンドで制し、デビューから通算63戦目で初勝利を挙げた

 2019年デビューの新人騎手7人(地方からの藤井勘一郎騎手を除く)の2019年12月14日までの騎乗成績は以下のとおりです。

齋藤新  40勝
岩田望来 34勝
菅原明良 29勝
團野大成 23勝
亀田温心 11勝
大塚海渡 3勝
小林凌大 0勝

 ほっさん愛馬への騎乗は今回が初めてです。今年は新人が豊作で、菅原明良騎手よりも現時点で勝ち数が多い騎手が2名もいますが、齋藤新騎手はJRAの現役調教師である斎藤誠氏のご子息。岩田望来騎手は本日JRA通算1600勝を挙げた超一流の岩田康誠騎手のご子息で正直別格です。

 菅原明良騎手はすでに29勝とJRA賞最多勝利新人騎手賞獲得候補となる30勝に王手をかけておられ非常に優秀な成績です。ちなみに2017年度、2018年度はデビューイヤーに30勝を挙げた騎手はなく、新人賞は出ていません。よく人気薄を上位に持って来ているイメージで1番人気での信頼度も非常に高い騎手です。
 ほっさん愛馬での成績(初騎乗)

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ヴォールヴィコントの前走は案外だったが、結果的に使い込んで疲れがあったか。立て直し得意の1200メートルなら。イザラはひと息入れて初戦以上の好気配。ピクチャーポーズは距離短縮がプラスに働きそうだ。


短評は「混沌」



予想家の印
馬名 CPU 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
ルドラクシャ
マッチャパフェ
イザラ △△
シアープレジャー △△
ネバーゴーンアウト
グランエクセレント
コスモカンツォーネ
サントマリー
ヴォールヴィコント
スズノヤマト △△
エコロキングダム △△
ピクチャーポーズ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ヴォールヴィコント 3.6
イザラ 5.5
ピクチャーポーズ 6.7
シアープレジャー 7.3
マッチャパフェ 7.6
グランエクセレント 11.2
スズノヤマト 13.0
ルドラクシャ 13.0
コスモカンツォーネ 14.9
以下19倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ヴォールヴィコント 73.6 57.2 73.6 64.6
イザラ 68.3 68.3
ピクチャーポーズ 63.3 63.3
シアープレジャー 74.4 56.6 62.4 74.4
マッチャパフェ 65.7 65.7
グランエクセレント 68.8 68.8


デイリー馬三郎

本紙の見解

「距離延長&舞台変わりに対応できなかった◎ヴォールヴィコント。序盤で掛かって大きくパフォーマンスを落とした格好で、前進気勢が強いだけにやはり千二がベター。自分のリズムなら即巻き返しが濃厚だ。距離短縮で○イザラが浮上。〈石堂〉」

◎ ヴォールヴィコント
○ イザラ
▲ ピクチャーポーズ
× シアープレジャー
☆ マッチャパフェ
△ グランエクセレント
△ ルドラクシャ



ピクチャーポーズは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、〇(対抗) 1記者、▲(3番手評価) 3記者、×(4番手評価) 2記者、☆(5番手評価) 2記者、△(6番手以下評価) 3記者、無印 1記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ピクチャーポーズ(4着)

 「性格が凄くいいですね。まだ全体的に子供っぽいので、ここを使ってシャープになってきてくれればと思います。乗った感じスプリンターっぽい走りをするので、距離は1200〜1400メートルくらいがいいでしょうね。 」(オイシン・マーフィー騎手・競馬ブック)

 「性格のいい馬ですが、今日はいかにも新馬らしいレースでした。全体的に子供っぽいところがあります。レースを使ってシャープな感じになればいいと思います。スプリンタータイプなので、次も1200mか1400mのレースでどんな走りをするか見てみたいと思います」(オイシン・マーフィー騎手・ラジオNIKKEI)

 「すごく性格のいい馬だけど、新馬らしい若さがありました。全体的に子どもっぽいので、使ってシャープになれば。乗った感じはスプリンターのようなところがあったので、千二や千四がいい」(オイシン・マーフィー騎手・デイリー馬三郎)

 「スタートが課題と聞いていましたし、出ない可能性があるから押して好位からという話をもらっていましたが、うまく対応してくれて、少し促すくらいで好位につけられました。決して悪くはありませんが、現状はまだ動ききれないところもあるように思います。もう少しフィットしてくれば走ってくれるはずです。距離に関してはもう一回1400mでもいいかと思いますが、1200mがベターのような気がします」(オイシン・マーフィー騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ゲートはかなり心配していました。寄り付きが良くなく、入ってもガタガタして重心を後ろに下げがちだったので遅れる可能性は高いかもしれないと思っていました。その場合はこの馬の脚質を考えると後ろで構えていては厳しいだろうと思い、少し押してでも位置を取ってくれればとジョッキーに話をしていたんです。しかし、練習の甲斐あってなんとか体勢が悪くなり過ぎることはなく、まずまずのスタートを切ってくれました。王道の競馬をしてくれたのは良かったですが、初めてのこととあって走りが分からないところもあったのでしょうし、体が対応しきれないところもあったのかもしれません。ジョッキーに聞いても距離に関しては短い方がいいということだったので、次回は同じくらい、もしくは1200mあたりを考えるつもりです。ジョッキー曰く、体がもう少し締まっていても良かったかもという話でもあったので、状態如何では続戦も視野に入れたいと考えています」(手塚貴久調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「二の脚を利かせて好位に取りつき、センス溢れる立ち回りを示す。直線の追い比べで見劣ったものの、コース替わりで前進がありそう。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ピクチャーポーズ

 「一本調子で追って甘くなった。距離を短くするので、ひと踏ん張りが利けば。」(手塚貴久調教師・デイリー馬三郎)

 「一本調子の走りなので、距離短縮は良さそう。初戦はゲートも思った以上に出たので、中山1200メートルは向きそうだね。」(助手・競馬ブック)

●ほっさん予想




これ以降は2019年12月15日に作成予定

●パドック

 ピクチャーポーズの馬体重は前走と同じ438キロでした。

●レース 

 ピクチャーポーズは抜群のスタート!!さすが穴を空けまくっている乗れる新人・菅原明良騎手!!ゲートを出てすぐに1馬身くらいの差をつけます。

 しかし大外枠ですし押っつけてとにもかくにも前を取りに行きます。内からはマッチャパフェとルドラクシャがハナを主張。結局ピクチャーポーズはそれらの3番手につきます。抜群のポジション獲りでしたね。この競馬が毎回出来るのなら、いずれチャンスは来そうですね。

 前は相当速いペースで隊列を引っ張り縦に長い展開になります。

 前半600mは32秒7とこれはいくらなんでも速過ぎます。4コーナーではピクチャーポーズは手応えの悪そうな前2頭の馬に外から並びかけ、一時は先頭に躍り出ます。・・・とはいえ、見せ場はここまで。前走同様にジリジリとしか伸びず、まずは2頭に交わされ、勝ちはなくなります。更にゴール直前でも包まれて出るところのなかった2頭に交わされ、後ろからも凄い脚でもう1頭飛んできますが、ギリギリ凌いでゴール!!なんとか掲示板を確保してくれました。

●時計の評価

 今回のピクチャーポーズの走破時計は1分09秒8良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分09秒5、勝ち馬の時計ズバリ的中でした。いつものことながらお見事です。

 ピクチャーポーズはそこから0秒3と大きく離されているわけではないのですが、逆に平均勝ちタイムに届いていないという現実があります。菅原明良騎手は大外枠による距離ロスと苦しくもカバーして言ってくれましたが、そんなことの助けを借りないと未勝利クラスで勝ち負け出来ないようでは先が思いやられます。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ピクチャーポーズ(5着)

 「スタートは良かったんですが、外枠でしたから押していく形になりました。内枠からならもっと楽に行けたはずですから、終いにも脚を生かすことができたと思います。」(菅原明良騎手・競馬ブック)

 「スタートは速いくらいでしたし、積極的に押して好位につけて行きました。道中のリズム、手応えは悪くなくて直線では先頭に並びかけるところまでいけましたが、結果的には外枠で脚を使わされた分、最後は甘くなってしまいました。今日はいい結果を出せず申し訳ありませんが、枠が内ならまた違ったと思います」(菅原明良騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「状態は保てていたと思いますが、若干捌きに硬さが出てきていたので、何とかここでいい結果を出してもらいたいと思っていました。大外枠がどうかと思っていたのですが、流れに乗れさえすればと思って見守っていたところ、いいスタートを決めてくれました。前半3ハロンの時計を見てもわかるように結構速い流れの中を追走していく格好になったことで最後に余力がなくなってしまいましたね。もう少し溜められれば違ったのではないかと思う一方で、ワンペースなところがあるから難しいところです。勝つことができずに申し訳ありませんが、内容は悪くありません。懸念していたスタートを2回続けて出られたのも収穫ですから、今後に活かしていければと思います」(手塚貴久調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

ピクチャーポーズ(5着)

 「出脚は一番だったが、内の2頭が主張したので控えて3番手から。道中の手応えは良く、直線入り口では先頭に並びかけて抜け出す形。ただ、今日はいかにもペースが速かったか。次はあっさりまでありそうだ。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が50万円。内国産馬奨励賞が13万円。内国産牝馬奨励賞が7万円。特別出走手当が44.1万円。合計114.1万円。1口で割りますと2000円程度になると思われます。

●今後の展望

●最後に

最後までご愛読ありがとうございました

2019年11月28日立ち上げ 12月14日、15日加筆
ピクチャーポーズの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2019年11月16日 デビュー戦 2歳新馬 東京芝1400m (4着2番人気) 

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